CRAの求人の応募資格を見ると深い知識や経験が求められているものが大半です。
現状についてお話ししておきましょう。
◆医療現場・業界関連に携わった人の転職先。
「CRAになる人は看護師や薬剤師」というのはホントです。
転職の場合は、とくに前職がどうであったか経歴が問題になります。
医療や治験に無関係な職場にいた人が、未経験のままCRAの現場に立つことはほとんどありません。
CRAは極めて専門的な職業であるため、医療現場に従事していた薬剤師や技師、新薬のMRなどが最低でも経験として必要になります。
新卒の場合であれば、理系であること、医科大・薬科大卒業であることが重視されます。
◆専門的な知識・経験がすべてという世界。
なぜそのような経験重視の求人になっているかというと、知っておくべき知識や習得しておくべき技能が多岐にわたるからです。
たとえば医薬・新薬に対する知識、看護師・医師に対するコミュニケーション能力、新たな医療機械に対する知識などもその1つです。
医療現場にあるもの、行なわれている物事の知識がなければ、治験が適正に行なわれているか、それを評価する基準さえ自分でもっていないことになります。
◆CRAの求人では、求人の会社自身が経験年数の前提を設けているところもあります。
その辺の事情を確認して適正度合いを自己チェックしましょう。
先にお話ししたとおり、異業種・他業種からの転職はほとんど不可能です。
新卒の求人であっても、専攻課程は問われます。